菅原道真公の命日にあたる2月25日に北野天満宮にて「梅花祭」が行われます。
菅原道真公といえば、朝廷内の藤原時平との政争に敗れ、太宰府に左遷される際に
屋敷内の梅の木・松の木と別れを惜しんで詠んだ歌が次の歌。
東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春を忘るな
「東風が吹いたら芳しい花をつけておくれ、主である私が都にいなくても春の到来を忘れてはいけないよ」
という哀切漂う歌。
因みにこの梅の木、主、追いたさに空を飛び、一夜の内に太宰府後に降り立ったそう。
素晴らしい忠心の梅の木です。
梅花祭では上七軒のきれいどころによる野点も行われます。
お近くの方はどうぞ、芳しい梅を愛でに北野天満宮さんへ。