初天神です。
天満宮で毎月25日に行われている縁日、新年最初の今日は「初天神」と呼ばれ、特に賑わいます。
「初天神」といえば、古典落語にも演目があるほど昔から庶民と馴染みの深い行事。
元は上方落語のこの噺、子どもに振り回される父を子どもの視点からシニカルに、面白おかしく描いた秀作です。
お正月の時期に好まれて演じられるため、テレビなどでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
そういえば、落語は元々お寺さんのお説教が元といわれています。
浄土宗の第五十五世策伝上人が、ともすれば小難しくなりがちなお説教に小さな笑いを含め、分かりやすく話されたのが最初とか。
最近はお寺でも噺家さんを呼んでの落語会が増えており、
昨年まで西本願寺さんでも「もんぼう寄席」という会が開かれていました。
(*去年3月に惜しまれつつも最終回。現在では開催されておりません)
お寺にいきなり赴くのは中々敷居が高いですが、
こういった落語会などの機会に行かれると、普段頂けないようなご縁が頂けるかもしれません。